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花ジョセお題SS②

2013/07/04

それは一体どういう会話の流れでそうなったのか。
おそらく、時間ができた時の暇つぶしに関する話からだっただろうか。
花京院の口から出たのは、日本の子供は一度は体験した事があるであろう、背中に指で文字を書いて、その単語を当てるという至極単純なゲーム。
普通だったら、そのまま話の種として終わる筈が、好奇心旺盛なジョセフは、早速実践を望んだのだった。

課したルールは5問で、多く正解した方が勝ち。
まずは手本も兼ねて、花京院が先攻となったのだが…

「うーん、このゲーム、かなりの集中力が要求される筈なんですが、やっぱりジョースターさんはすごいですね。」
その感嘆の言葉が示す通り、ジョセフは4回連続で単語を全て当てていた。
「いやいや、きっとアルファベットの綴りが簡単だからじゃと思うぞ…そうだ。最後はレベルを上げて漢字でもいいぞ!ただしお手柔らかにのう。」
そう満面の笑みで言われて、心が温まるのと同時に、花京院の中で何かが閃く。
ジョセフは前を向いているから気付かないが、その頬はうっすらと染まっていた。
「じゃ、じゃあ最後の一回、いきますね。」
「うむ。」

えーっと、最初に書いたのは、『女』という意味か?その後のこの字は、確か『子』だったかのう。
ふふふ。つまり、『Girl』の意味じゃろ。これ位の小学校レベルの漢字ならいくらわしでも…

そうジョセフが勝ち誇った笑みを口元に湛えようとした時だった。
書き終わった故に止まったと思っていた花京院の指が、一呼吸置いて、もう一字を付け足す。
それは…

平仮名の「き」

つまりさっきのは『女子』ではなく…

脳内で改めて構築された文字に、瞬時にして若造の様に心臓が早鐘を打ち鳴らす。

…ちょっと待て。わし、どうしたらいいんじゃ。
というか、これはどういう事だ。
いや、落ち着け。多分花京院の事だから、気を遣って、簡単な日本語にしてくれたんじゃろ。
そうだ。それ以外に他意はない。ある筈がない。
後は笑って正解を告げればいいだけだ。
それで先攻のターンは終了!この空気も変えられる!

「花京院、わかっ…!」

そう何事もない風を装い、勢いよく振り向いた筈だったのに。
当の相手は、まるで湯気が出るんじゃないかという位、その顔を真っ赤に染めて、ただひたすら俯いていて。
それを見たジョセフにできる事は、神への救いを呟きながら、それとは正反対に天を仰ぐ事だけだった。

そのまま伝染した様に頬や耳に広がる色に、もはや後攻分のゲームが行われない事は、火を見るより明かだった。






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今回のお題は花ジョセで『相手の背中に「好き」と指で書く』
相変わらずこの診断メーカーさんは的確にツボをついてくる!かわいすぎるでしょー!
そしていつも通り、ちょっとずつしか進展しない当家の二人でありました。
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