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花ジョセお題SS

2013/05/20

今日中にまとめあげなければ、どう考えても明日の会合に支障をきたす、
まだまだ白地部分が多く残る書面と、ワープロを挟んで、睨み合っているこの状況。
睡眠不足から来る、かすかな頭痛がさらに追い打ちをかけてくる。
そんな状況だったのだ。
だから、目の前にふと降下してきた物への認識に時間がかかったとしても
しょうがないじゃないか。
…しばしその物体を凝視した後、意を決して顔を上げる。

「えっと…ジョースターさん、どうかしましたか?」

自分の右斜め前の、窓を背にした広いデスクに目線を向けながら、そう問いかけるが、返ってきたのはただただ沈黙。
しかし、その手には今こちらに投げられたものと同じものが準備されていた。
そう気付くやいなや、それは僕目がけて飛んでくる。
しかも。
まさかの三連続だ。

「ちょっ!一体何を?!」

慌ててキャッチしようとするも、最後の一個はあえなく自分の額で受け止める事になる。
痛くはないが、地味に精神的ショックが大きい。

「…ジョースターさん。」

理不尽とも思える行動に、さすがにいつもより低くなった声音で再度、その名前を呼ぶ。
しかしそれでもなお、動じる事無く、何事かを訴える瞳でこちらをじっと見つめてくるだけだった。

…絶対僕が”それ”に弱いのを解って、やってますよね。

やり場のない想いを少しでも緩和しようと、慎ましげに息を吐きながら、再度、手元の物体に目をやる。
どうやら自分で問いへの答えを見つけださなければならないならば、解決の糸口はここにしかない。

これって紙飛行機だよな。

日米変わらないその文化を感じながら、その姿を元の形に解体して開いていく。
最初に落下してきたものから順番に。

1枚目
『I』

2枚目
『want』

3枚目
『your』

4枚目
『attention!』



『わしに構え!! !』






頭の中で繋ぎ合わされ、自分を出迎えたそのフレーズに、危うく僕は目の前のデスクとワープロに頭を強打しそうになる。

ああ、もう!
貴方って人は本当に!

取りあえず、タイプの押し間違い等が起こらない様に、ワープロから用紙を引き抜き、安全な場所に避難させた後、手近なメモに走り書きをする。
そして呼吸を整えて一つ。

明日の会合も。
そして、これからの事も。

「どうなっても知りませんからね。」

自分でもひどく不穏当な言葉を日本語で呟きながら、椅子から立ち上がる。
だが、その行動に、ぱあっと花が綻ぶ様に笑った貴方の表情は、免罪符にするには十分なものだ。






『Sure thing.(了解しました)』

すっと机に滑らせたメモに対して伸ばされた指に、自身のそれを絡ませて、僕はゆるやかに微笑返す事にした。







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診断メーカーによるお題SS花ジョセ版!
今回のお題内容は『かまって欲しくて相手にちょっかいを出す』
こんないかわいいお題だったのに、何でオフィスラブになったのか…っ!
あ、3部後設定で、花京院はジョースター不動産かSPW財団で絶対ジョセフの
秘書的ポジションにいると思ってます!
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